みなさんは「カフェイン」についてどのくらいご存じでしょうか?
実は摂取しすぎてしまうと、中枢神経系の健康被害をもたらすことがあるんです。
今回は意外と知られていない『カフェイン』についてご紹介していきます。
正しい知識を持ち、正しくカフェインを摂取していきましょう!
カフェインとは
カフェインは主に植物由来の成分で、眠気を覚ます覚醒効果があり、精神刺激薬とも言われており、飲み物で手軽に摂取できる反面、危険性があります。
飲み物に含まれている事が多いですが、いくつか例を挙げると
・コーヒー(インスタントも)
・紅茶
・緑茶
・煎茶
・ほうじ茶
・ウーロン茶
・玄米茶
・エナジードリンク
・コーラ
これらの飲み物は普段、皆さんが口にする事が多いと思います。
特に、エナジードリンクや栄養ドリンクに含まれるカフェインの量は、コーヒーの約2倍以上入っている事があり、果糖やブドウ糖が多く入っているので血糖値が不安定になったりしてしまう可能性があり、注意が必要です。
また、カフェインはアルコールによる機能低下を隠してしまう作用があると言われています。
カフェインを摂ると、アルコールによる身体への悪影響を受けやすくなってしまうのため、アルコールだけでなく、カフェインの摂取し過ぎにも気をつけなければなりません。
カフェインを摂りすぎると…
カフェインの1日当たりの適正摂取量は成人男性で400㎖(マグカップ3杯まで)、妊産婦は300㎖(マグカップ2杯まで)が目安とされています。
妊産婦や授乳中の方はカフェインの影響を受けやすいので、特に注意が必要です。
適正摂取量を大きく上回ってしまうと、下記のような健康被害が出てきます。
・めまい
・心拍数の増加
・不眠症
・下痢、吐き気
・興奮、不安
・震え
これらの症状が出てくる前にカフェインの摂り過ぎは気をつけるようにしましょう。
また、疲労感を減少させる効果もあるため、摂取しすぎてしまうと身体の疲れにきづくずらくなってしまいます。
カフェインのメリット・デメリット
ここまでの話だと、カフェインはまるで身体によくないものと捉えられてしまうかもしれませんが、デメリットだけではなく、メリットもあります。
水太りしている方がカフェインを摂取すると、体内に停滞している余分な水分を排出される事になり、ダイエット効果があります。
カフェインにはアミノ酸と繋がると水を排出する性質があります。この性質が利尿作用となり、尿によって余分な水分を排出することとなるため、水太りを改善することができます。
また、上記でもご説明したように、カフェインには覚醒効果があります。
覚醒効果とは眠気を覚ましたり、交感神経を優位にさせる効果の事です。
人間は一日を通して「コルチゾル」というホルモンが働くことによって活動できています。
しかしコルチゾルは朝が一番分泌量が多く、夕方になるにつれて減ってきてしまいます。
その働きを助けることができるのがカフェインです。
コルチゾルの分泌が減ってきてもカフェインを摂取することにより、コルチゾルの分泌が減った分を補えることができます。
ここで注意して頂きたいのが、
「コルチゾルの分泌が夕方に減るのであれば、カフェインを夕方摂取したらいいのではないか?」
と思っている方、要注意です!
カフェインは16時以降に摂取すると睡眠の質を下げてしまうのです!
睡眠の質が下がってきてしまうと、疲労がしっかりとれず疲労がたまりやすい身体になってしまいます。
なのでカフェインを摂るタイミングとして9時~15時ごろがベストです!
朝一でカフェインよりかは、最初にお水、または白湯を飲んでからカフェインを摂取した方が、内臓にも優しいので、朝一ではない方がおすすめです。
そもそもカフェインを摂りすぎると、コルチゾルの分泌量が少なくなってしまうので、この様な状態になると、カフェインが欠かせない身体になってしまいます。
カフェインが欠かせない身体となると、必要量以上のカフェインを摂取してしまうようになり、健康被害が出てきやすくなってしまいます。
まとめ
カフェインは様々な役割があるので、どんな目的で摂るのか、どのタイミングで摂るのか、そもそも自分の身体にカフェインが必要なのかを見極めて摂取する必要があります。
適切な時間、適切な量でカフェインを摂取して、健康で元気な毎日を過ごしていきましょう!
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