皆さんこんにちは!
新年あけましておめでとうございます。
本年も ”きむら鍼灸整骨院” をよろしくお願いいたします!
2026年がスタートしましたね。
学生の皆さんは、もう少しで受験のシーズンが始まります。
受験期になると、
「なんとなく落ち着かない」
「集中しようとしても頭が働かない」
「勉強しているのにすぐ疲れる」
といった声を多く耳にします。
こうした不調の原因は、気持ちの問題だけではありません。
実は多くの受験生に共通しているのが、「呼吸の浅さです」
また、日頃からストレスを感じやすい方にも共通して言えることで、
・首、肩が凝ってる感じがする
・朝起きて身体が重い
・寝つきが悪い
・朝起きて寝れた感じがしない
こんな症状がある人は要注意です⚠️
なので今回は受験ストレスと呼吸の繋がり・当院のオススメの呼吸法にお話させていただきます!
受験ストレスが呼吸を浅くする理由
人は緊張や不安を感じると、無意識に呼吸が浅く・速くなります。
これは体が「戦う・逃げる」モードに入るためで、自律神経のうち交感神経(戦うモード)が優位になった状態です。
この状態が続くと、
• 脳への酸素供給が低下する
• 集中力・記憶力が落ちる
• 首や肩がこりやすくなる
• 寝つきが悪くなる
といった影響が出やすくなります。
特に、部活動を引退して運動量が減った受験生ほど、
ストレスを発散できず、呼吸が浅くなりやすい傾向があります。
呼吸を整えると、なぜ集中しやすくなるのか
呼吸を深くゆっくり行うと、
自律神経のうち副交感神経が働きやすくなります。
副交感神経が優位になると、
• 頭が落ち着く
• 思考が整理される
• 記憶の定着がよくなる
• 体の余計な力が抜ける
といった、受験勉強にとって理想的な状態に近づきます。
つまり、呼吸は「気持ちを切り替えるスイッチ」のような役割を持っているのです。
自宅でできる「呼吸法」
ここからは、勉強の合間や寝る前にできる、簡単な呼吸法をご紹介します。
① 椅子に座ったまま行う腹式呼吸
1. 背筋を軽く伸ばして椅子に座る
2. 鼻から4秒かけて息を吸う(お腹がふくらむのを感じる)
3. 口から6秒かけてゆっくり息を吐く
4. これを5回繰り返す
ポイントは「たくさん吸う」よりも、ゆっくり吐くことです。
体の中に二酸化炭素が増えてしまうと体内が酸性に傾いてしまい、筋肉がこわばりやすくなります。
なのでしっかり吐き出せる体づくりをしていきましょう!
② 勉強前の“切り替え呼吸”
勉強を始める前に、深呼吸を3回だけ行います。
「今から集中する」と心の中で言いながら行うと、頭の切り替えがスムーズになります。
③ 寝る前のリラックス呼吸
1、仰向け+膝を90°に曲げる
2、腰の下に手を入れて、入れた手をお腹を使って腰で潰すような姿勢をとってください(インプリント姿勢とも言います)
• 吸う :10秒
• 吐く :10秒
• 止める:10秒
全て鼻呼吸で行ってください
を1日8回行うことで、寝つきが良くなりやすくなります。
またスポーツをしている方もこのトレーニングをすることで体幹の筋肉(お腹のインナーマッスル)が安定し、怪我の予防にも繋がります!
呼吸のトレーニングは毎日行うことでより効果を発揮します。ふとしたタイミングで実践してみてください!
保護者の方へ
受験期のお子さんは、
「頑張らなければ」という気持ちから、無意識に体を緊張させています。
呼吸を整えることは、勉強をサボることではなく、集中力を高める準備です。
「少し呼吸してからやってみたら?」
そんな一言が、お子さんの心と体を落ち着かせるきっかけになることもあります。
まとめ
受験期の不調は、気合いや根性の問題ではありません。
呼吸を整えるだけで、体も頭も“本来の力”を発揮しやすくなります。
ぜひ、ご家庭でも1日数分の呼吸ケアを取り入れてみてください。







