足底筋膜炎は足底の筋膜の緊張で誘発され、一時的な痛みで終わる方もいれば、数ヶ月、数年と長年の痛みに悩まされている方も多く見られます。
足底筋膜炎では、セルフケアとしてストレッチやマッサージを行なっている方も多いのではないでしょうか?
今回は足底筋膜炎に対するストレッチの効果について説明していきます。
「足底筋膜炎にストレッチは効果的?」
上記で書いた様に、足底筋膜炎ではストレッチを行なっている方が多いと思います。
では、果たして足底筋膜炎に対してストレッチは効果的なのでしょうか?
実はストレッチで改善する方もいれば、改善が見られない方もいます。
足底筋膜が硬くなっている事だけが原因の場合はストレッチをすれば改善されるでしょう。
しかし、ストレッチを行っても改善されないという方は骨盤にある仙腸関節や背骨といった別の箇所に原因があるのです。
仙腸関節や背骨はストレッチでは改善されず、体全体の関節を動かして調整する必要があります。又、歩行の際などに体に加わる負担を分散する役割をしていますが、これらの関節が歪んだり、動きが悪くなってしまうと体に加わる負担を分散できません。
その為、歩行の際などに足底に加わる負担を分散できず、足底筋膜に負担が加わり硬くなってしまうのです。
なので、足底筋膜炎がストレッチで改善されず、長年の痛みに悩まされているという方は骨盤や背骨など、根本的な部分の改善をしなければ、足底筋膜炎も良くならないのです!
「最後に」
足底筋膜炎になり、まだ期間が経っていない方、長期間悩まされている方がいると思いますが、どちらともに言える事は過度なストレッチを控える事です。
ストレッチでは硬くなっている筋膜を強制的に伸張させているので、伸張しすぎたり、回数を行い過ぎると、逆に筋繊維や神経を傷つけてしまい、血行不良から痛みに繋がってしまう事もあるのです。
なので、ストレッチを行う際は適切な強度、回数で行いましょう!