シーバー病は成長期のスポーツの活発な子供に引き起こされる踵の痛みです。
整形外科などでシーバー病の治療のためにインソールを薦められることが多くあります。
インソールを入れることにより踵への負担を減らすという目的な場合が多いです。
それではインソールはシーバー病の改善に効果的なのでしょうか。
「逆効果なインソールと効果的なインソール」
その答えは『インソールの種類次第』という事。
シーバー病に対して、踵にクッション性のあるインソールを使用すると、使用時に踵が心地よく感じたり、痛みが減るような感じがすることがあります。
しかしながら、足が自然な使い方ではない形で地面に着地することになるため、本来なら足のアーチ構造で吸収される衝撃が吸収されず、膝や股関節、骨盤や背骨に負担がいく事となります。
シーバー病が引き起こされる原因は踵だけに無く、骨盤や背骨にある場合が多く、踵にクッション性のあるインソールを使うことにより、シーバー病の原因である骨盤や背骨が悪化してしまう可能性があるのです。
特に、土踏まずにクッションがあるインソールは足のアーチ構造を阻害してしまうため、足自体を痛めてしまう結果に。
それではどのようなインソールが効果的なのでしょうか。
それは全身のバランスを調整するもの、足本来の使い方を促すものです。
良いインソールの一つの要素として、地面を蹴る感覚に近づかせるものとなります。
ゆえに、クッション性もあり過ぎず、平らに近いインソールの方がシーバー病の改善に繋がっていきます。
「最後に」
世の中にインソールは様々なものがあります。
様々の効能が伝えられ、メリットばかりが強調されていますが、使うことで結果的に症状が悪化してしまう結果となるインソールもあるのです。
インソールを使用していて、シーバー病があまり良くならない、痛みが強くなってしまっている場合はふさわしいインソールでないのかもしれません。
市販されているインソールの謳い文句よりも、ご自身の履いた感覚で判断した方が良いでしょう。