川口市・東川口で根本改善なら「きむら鍼灸整骨院」

よくプロ野球や高校野球をテレビで見ていると
登板後に投手がアイシングをしているシーンが見受けられますよね。
肘の痛みにアイシングは効果的なのでしょうか?
そもそも、アイシング自体の効果は?
アイシングと肘の痛みについてお話ししていきます。
「肘の痛みとアイシング」

野球2

アイシングの効果は
「冷やすことによって血管を収縮させ炎症の抑制を行い、痛みの軽減を促すこと」

ですが、これは以前までの考え方で現在の野球界には違う考え方が存在しています。
最近のメジャーリーグでは
アイシングは行わず、選手は登板後に「少し体を動かすようなエクササイズ」を行っています。

これによって血流自体が良くなり、老廃物や乳酸の除去がスムーズに行われ
疲労の回復が早くなり怪我の予防になると言われているのです。

WBC日本代表で活躍していた読売ジャイアンツの大勢選手や令和の怪物、佐々木朗希選手も登板後にはアイシングを行わずに血流の促進を目的にエクササイズを行っているとの事。

また、幼少期の野球選手たちの肘は成長軟骨とよばれる未完成の状態です。
そこは未完成のために弱い状態で、負荷がかかると痛みを引き起こしやすくなっています。

その部位にアイシングを行ってしまうと“SOSサイン”である痛みを感じにくくなり
身体からのSOSに気づかないままプレーを続けてしまうこととなります。
そうなると怪我に気づかず、そのままどんどんと負担をかけて、ひどい状態になってしまう可能性も・・・

「最後に」
当院ではアイシングに対して
急性の痛み(捻挫や肉離れ)の直後には効果的ですが
慢性の痛みに対しては冷やすのではなく、逆に温めると良いという考え方をしています。

また野球肘に対してのアイシングを行う場合は
少し動きのあるエクササイズを行なってからアイシングをしてもらい
その後にしっかりと湯船などに浸かり、温めてもらう事が必要です。

アイシングをしない場合はプレー後に動きのあるエクササイズや有酸素運動を行い
血流を良くした状態で終えてもらうのをお勧めします。

現状医学会でもアイシングの効果についての明確な論文は出ていません。
どちらが良いかと言うのはご自身での判断にはなりますが、参考にしていただけると幸いです。

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