大好きなテニスが肘が痛くて出来ない・・・
ペットボトルの蓋を開けるのが痛くてきつい・・・
肘が痛くてドアノブをひねる事も難しい・・・
テニス肘はテニス愛好家に多い症状ですが、テニスを行っていない人にも発症します。
痛みがあると、なんとなく湿布を貼ってみたくなりますが、テニス肘の改善に湿布は有効なのでしょうか。
「湿布はテニス肘の改善には・・・」
結論から言うとテニス肘の改善には湿布はほとんど効果がありません。
湿布は炎症を一時的に抑えて、痛みを感じにくくする作用があるため、テニス肘の痛みの初期でしたら、貼ることにより肘の痛みを感じなくなる場合があります。
ただ、それはあくまで軽いテニス肘の痛みに対して、また一時的に痛みを感じなくなっているだけ。
テニス肘自体が改善しているわけではないのです。
また、テニス肘の症状が進行している場合は湿布を使用してもあまり痛みが変わりません。
なぜなら、重度のテニス肘は、原因が肘だけではなく、背骨や骨盤の問題から痛みが引き起こされているから。
肘だけを何とかしようとしても変化が見込めない段階になってしまっているのです。
湿布は血液の流れを抑えることによって痛みを感じにくくさせています。
ゆえに長時間貼り続けていることにより、回復のための血流が阻害されて、テニス肘の改善が遅くなってしまう可能性も。
更に、湿布を貼った部位の皮膚の感覚が鈍くなることにより、肘が不自然な動きになることもテニス肘の改善には逆効果です。
「最後に」
どこかに痛みを感じたら、とりあえずその場所に湿布を貼るという考えの方は多いと思います。
もちろん、湿布の消炎効果により楽に感じることもあり、絶対に使用しない方がいいとも言い切れません。
ですが、タイミングや頻度、症状の状態などを考えて湿布を使用しないと、逆効果になってしまう可能性もあります。
特にテニス肘は肘の炎症を抑えれば治るという単純な状態ではないため、注意が必要です。