みなさん、こんにちは!
きむら鍼灸整骨院です!
今年の終わりまであと1ヶ月を切りました。
早かった人・逆に遅かった人、人それぞれ色々な年になったと思います。
良い1年を過ごせましたか??
1年の締めくくりにいい汗をかきましょう!
ということで今回のお題は『サウナの科学』です!
いま流行りのサウナですが、なぜ身体に良いのかご存知ですか?
今回は「気持ちがいい」とか好みは抜きとして、
『科学的な視点』からサウナの魅力をお届けしてみたいと思います
サウナが暑くて苦手な人や、身体への負担が大きくて難しい人には
「普段の入浴でできる健康法」もお伝えしていきますので
ぜひご覧になって下さい!
○サウナとは?
フィンランド発祥の蒸気浴・熱気浴のことです。
熱した石を乗せたストーブで室内を高温にして、水をかけて蒸気を発生させます。
100℃にもなる高温の部屋で体を温めた後、雪や水中に入り、一気に体を冷やします。
これを繰り返すことによってリラックス効果や疲労回復などの効果が期待できます。
様々な種類のサウナがありますが、ここでは100℃弱のスタンダードな
「ドライサウナ」についてお話しします。
○サウナってなにがいいの?
めちゃくちゃ熱い部屋に我慢して閉じこもり
めちゃくちゃ冷たい水に浸かるなんて正気の沙汰じゃない!
↑某知人の見解です笑 言いたいことはわかります笑
しかし非日常的な刺激を与えることが、身体に良い変化をもたらします。
世間的には「整う」と言われる現象がありますがどういうことか解説していきます!
それは自律神経というものが関わってきます。
サウナで身体を温めている時は一種の興奮状態が起こっています。
その状態で水風呂に入ることで身体が冷えて興奮状態を抑えるので
「頭は冴えているが肉体は落ち着いている」
これが「整う」ということなのです!
○サウナの入り方
①サウナ(5〜10分)
②水風呂(約1分)
③外気浴(5〜10分)
①→②→③を3回ほど繰り返す事で、以下の効果が期待できます!
○サウナの効果
①血管の柔軟性アップ →心筋梗塞のリスク50%減
②睡眠が深くなり脳の疲労回復 →認知症リスク60%減
③脳の過度な活動が抑制されてスッキリ →精神性疾患リスク78%減
・科学的な補足
①身体を温め冷水に浸かると、血管が伸び縮みするので、血管の柔軟性アップに繋がります。 ②ノンレム睡眠が長くなり、脳の老廃物を処理する時間が増えて、脳が休まります。
③脳にはDMN(デフォルト・モード・ネットワーク)という回路があります。
色々な事をごちゃごちゃ考えてしまう人はDMNが過度に働いており、
サウナによってこの活動が抑えられます。
これにより、気持ちや思考がスッキリするのです。
・自律神経がとても重要
「自律神経」には2種類あります。
①交感神経:運動、仕事など活動時に働く
②副交感神経:食事、睡眠などリラックス時に働く
現代社会は便利なサービスが増えエンタメに溢れています。
反面、それらがストレスとなり「交感神経」が過度に働きやすい傾向にあります
その結果リラックスできない身体になって健康を害します
サウナは「極端に温めて冷やす」ことで交感神経を緊張させ、そこから開放することで副交感神経を優位に働かせます。
結果的にリラックスできるというわけです。
いまサウナが流行っているのはネット、SNSなどで受けたストレスを
リフレッシュする効果があるからでしょう!
○サウナが難しい人は?
サウナが苦手だったり負担が大きい人向けの入浴法をお伝えします!
●少し熱めのお湯に浸かる(42℃・10分程度)
➔ヒートショックプロテインが生成され、免疫力アップ!
●温冷交代浴
➔湯船で温まった後、シャワーで水を浴びる。
ツラい人は手首に冷水をかけるだけでもOK!
いかがでしたか? サウナも入浴も大変効果があります。
ストレスが溜まっている人はぜひ試してみてくださいね。
この記事を書いた人
<経歴>
業界歴25年。整骨院2カ所、整形外科の勤務経験後雇われとして2010年にきむら鍼灸整骨院を開業。
2017年2月に独立。
2020年5月に株式会社ユースフルを設立。
2023年2月にさいたま市見沼区にユース鍼灸整骨院を開業。
<資格>
・柔道整復師
・鍼灸師
・日本自律神経整体協会師範
・コンケン大学人体解剖研修 修了
・マヒドン大学シリラート病院人体解剖研修 修了