こんにちは、きむら鍼灸整骨院です!!
今週からは人体の構造について1ヶ月間毎週配信していきます!
私たちの身体に必用不可欠であらゆる方法で外からの侵入防ぎ、必要なエネルギーを隅々まで送っている「血液」についてお伝えします。
●血液について
血液は体重の13分の1(約8%)を占めており、3分の1失うと貧血、2分の1失うと命の危機に陥ります。
性別や個人差がありますが、体重1㎏につき約80mlあると言われ、体重60㎏の人は約5ℓの血液を有しています。
血液は赤血球・白血球・血小板からなる細胞成分、血漿からなる血漿成分に分けられ、全体の45%が細胞成分、55%が血漿成分から出来ています。
今回は細胞成分についてお伝えします。
●赤血球
赤血球は細胞成分の中で最も多く、男性は約500万個、女性は約450万個あるため、
女性は男性と比べて貧血になりやすい人が多いです。
骨髄で中心部分がへこんだ円盤状の細胞を作り、ヘモグロビン使い酸素と合わさり身体の隅々まで酸素を運び、いらなくなった二酸化炭素を肺に運ぶことを毎日絶え間なく行っています。
寿命は約120日で、古くなったのは主に脾臓で壊されます。
●白血球
白血球は数が少なく、約3500~9000個しか存在しません。
寿命も短く数時間~数日しかありませんが、私たちの身体を守るために働いています。
白血球は大きく好中球・好酸球・好塩基球・リンパ球・単球があり、様々な働きをしています。
●好中球
好中球は白血球の約5割を占めており、身体の中に侵入した細菌や病原体などを食べて分解し感染を防ぎます。
●好酸球
好酸球は花粉症や喘息、フィラリアなどの寄生虫感染で働きます。
鼻水が黄色っぽいことがあります。それは、身体の中に侵入した異物と戦い終わった好酸球の死骸なんです。
●好塩基球
好塩基球は金属アレルギーやワーム、マダニなどの寄生虫感染で働きます。
●リンパ球
リンパ球はBリンパ球、Tリンパ球があり、どちらも骨髄で作られますが、育つ場所が違い、Bリンパ球は骨髄で育ち、Tリンパ球は胸腺で育ちます。
Bリンパ球は身体の中に入ってきた異物に対して抗体を作るため液性免疫と言い、Tリンパ球は身体の中に侵入した異物を攻撃したり、Bリンパ球を刺激して抗体を作る手伝いをするため細胞性免疫と言います。
●単球
好中球と同じく細菌や病原体を食べて分解したり、血液から組織の中に入りマクロファージとなり組織内の異物を倒したりして感染を防いでいます。
●血小板
血小板は細胞成分の中で最も小さいですが、約15万個~40万個存在します。
寿命は約8日~10日で古くなったのは主に脾臓で壊されます。
怪我をして血を流してしまった時に血を止めるためにフィブリンと言う繊維の蓋を形成し応急処置し、赤血球や血小板を集めてより強固な蓋を作ります。それがかさぶたです。
かさぶたが自然と剥がれると怪我が治った証拠ですが、無理して剥がすと、治りにくい、痕を残しやすくするので、自然に剥がれるまで我慢しましょう。
現代は運動不足や偏った食生活に陥りやすく、血液の流れが悪くなり、身体に様々な症状が現れます。
肩こりや腰痛、手足の冷え、疲れやすさ、吹き出物が出やすいなどがあります。
このような事を解消するために散歩やラジオ体操などの軽い運動や、魚やキノコ、人参などの緑黄色野菜を摂ることです。
今の生活を見直して、簡単なことから意識的に取り組んでいけるといいですね!
お電話ありがとうございます、
きむら鍼灸整骨院でございます。