人体の構造 Part2:「神経について」

 

こんにちは、きむら鍼灸整骨院です!!

私たちが感じる感覚や動きを判断するのは脳ですが、脳にその情報を伝えるには神経を使う必要があります。

今週は第2弾と言うことで「神経」についてお伝えいたします。

 

●神経とは

身体の外で生じる様々な刺激を感じて、身体の各部分に伝わったり、刺激に応じて内臓や組織の機能を調節したりするなど重要な役割を行っています。

 

●神経の種類

神経は中枢神経と末梢神経の二つに分かれます。

中枢神経は脳と脊髄から構成され、末梢神経から伝えられた情報を判断し指令を出す働きをします。

末梢神経は中枢神経から分かれて、全身の器官・組織に分布する神経で、

運動神経・感覚神経・自律神経の三つ分かれます。

 

運動神経は全身の筋肉を動かす機能で、脳から運動を起こす命令を身体の隅々まで

伝えるため遠心性の神経とも言います。

 

感覚神経は痛み・温度・皮膚の感覚、振動などを感じる機能で、外から感じた情報を脳に

伝えるため求心性の神経とも言います。

 

自律神経は血圧や体温調節、内臓の働きの調整などを行う機能で、

交感神経・副交感神経の二つに分かれます。

交感神経は動いている時に働き、副交感神経は休息している時に働きます。

 

脳神経は脳から出る末梢神経で12対あります。

・大脳から嗅覚・視覚に関する神経が出ます。

・中脳から目の運動に関する神経が出ます。

・橋から口の粘膜や硬膜の感覚、歯の感覚、咀嚼筋の運動、目の運動、耳の感覚、味覚、顔の筋肉、唾液の分泌に関する神経が出ます。

・延髄から耳の感覚、口の中の感覚、味覚・唾液の分泌、喉の感覚、内臓器や脈管系の副交感神経、首の筋肉、舌の筋肉に関する神経が出ます。

脊髄神経は脊髄から出る末梢神経で31対あります。

 

●情報を伝える方法

私たちはニューロンとシナプスを介して情報を伝えています。

脳内には神経細胞がとても細かく張りめぐらされていて、人一人のニューロンとシナプスを全て繋げると、約100万㎞になると言われています。

ニューロンは脳を構成する神経細胞のことを言い、脳の中の情報を受け取り、次の細胞と器官へ情報を伝えます。

シナプスはニューロン同士を繋げ、情報を伝達する時の接合部に存在します。 ニューロン内の情報は電気的な伝達をしています。

運動神経・感覚神経は伝達速度が速く秒速100m以上の速さで伝わる場合もありますが、

自律神経は伝達速度が遅くなり秒速1mにも満たない場合もあります。

 

●神経に良いこと

神経は過度なストレスや偏った食生活、ホルモンバランスの変化などの影響を受けやすく、特に自律神経は影響が強く、身体に様々な不調が現れやすいです。

改善に必要なことは、

・ウォーキング程度の運動を行う

・起床後に水を飲む事で胃腸の神経を刺激し腸を活性化させる

・幸せホルモンなど栄養素が豊富なバナナ、ビタミンCが豊富なブロッコリー

食物繊維が豊富な豆類や穀類、青菜類などを摂る。

 

神経の乱れは腸内の環境にも影響を出します。

腸は第二の脳と言われるほど、神経細胞が豊富に存在します。

ストレスが溜まると腸内バランスを崩してしまい、便秘や腰痛などの原因になります。

食物繊維が豊富な食べ物を積極的に摂り、腸内環境を整えることで、

身体の不調の抑える一つの手段になります!

この記事を書いた人

木村勇介(きむらゆうすけ)

 

<経歴>

業界歴25年。整骨院2カ所、整形外科の勤務経験後雇われとして2010年にきむら鍼灸整骨院を開業。

2017年2月に独立。

2020年5月に株式会社ユースフルを設立。

2023年2月にさいたま市見沼区にユース鍼灸整骨院を開業。

 

<資格>

・柔道整復師

・鍼灸師

・日本自律神経整体協会師範

・コンケン大学人体解剖研修 修了

・マヒドン大学シリラート病院人体解剖研修 修了

きむら鍼灸接骨院

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