人体の構造 Part4:「脊椎について」

こんにちは、きむら鍼灸整骨院です!!

本日は人体の構造最終回ということで「脊椎」についてお話ししていき体と思います!

 

●脊椎とは

一般的に背骨と言い、椎骨が24個積み木のように重なり、仙骨、尾骨と繋がり構成されます。

椎骨は上から頚椎・胸椎・腰椎と言い、

頚椎が7個・胸椎が12個・腰椎が5個から構成され、

横から見ると頚椎が前に曲がり、胸椎が後ろに曲がり、腰椎が前に曲がる

S状のカーブをしています。

椎骨は楕円形のような形の椎体とアーチのような弓上の椎弓から構成され、その間には椎孔と言う穴が空いており、そこを脊柱管が通ります。

椎体はほとんど同じような形をしていますが、椎弓は複雑な構造をしています。

椎弓は上下に他の椎体と関節する場所があり、横に横突起、後ろに棘突起があります。

椎体と椎体の間には弾性に優れた椎間板があり、これの存在により私たちは身体を前後左右に動かすことが出来ます。

棘突起は身体を丸めると触ることが可能で、他の椎弓の間に椎間孔という穴があり、そこから神経が出ています。

 

●頚椎

頚椎は7個あります。

頚椎の1番、2番、7番は他の頚椎と形が少し違います。

1番、2番は椎体がなく、7番は椎弓が長いため、首を前に倒した時に

飛び出ているのが頚椎の7番目です。

頚椎は脳から出た神経や血管が通っているため、ここに障害が起こると

様々な症状が起こります。

肩や腕、手のしびれやめまい、頭痛や細かい動作がしにくくなるなど日常生活にかなり支障を起こしやすいです。

 

●胸椎

胸椎は12個あります。

胸椎は後ろに曲がっているため、猫背のように見られます。

胸椎は肋骨と繋がっているため他の椎骨と比べ動きが少ないですが、11番・12番は

身体の様々な影響を受けやすく、症状の起点になっていることが場合があります。

 

●腰椎

腰椎は5個あります。

人が立つ、歩くなどの動作の姿勢を保つのに大きく関わるため外力が加わりやすいです。

1番、2番は胸椎の11番、12番と同じような負荷がかかり

4番、5番はヘルニアやすべり症を起こしやすいため

しびれや可動域の制限、歩行障害などの症状になる方が多いです。

 

椎骨は身体の中で最も長い骨で様々な影響を起こします。

私たちは常に重力と床反力に対して反発する力を受けています。

それに対し、普段の生活で姿勢が前に倒れすぎていたり、

同じ姿勢で長い時間過ごしたりすると許容以上の負荷を与えてしまい、

脊椎の動きを制限してしまうため、固くなってしまいます。

他には運動の負荷が強すぎると同じような事を起こしています。

固くなってしまうと、負荷が脊椎で耐え切れなく、下半身に痛みやしびれなどの症状が現れていき、下半身で耐え切れなくなると、上半身に症状が出てきます。

 

脊椎を固くしないためには、普段の私生活の姿勢に気を付ける以外で家で簡単に出来る

セルフケアがあります。

1テニスボールを用意する(できれば2つ)

2肩甲骨の下から指4つ分離れた所に入れる

(2つあるなら背骨を挟んで右左に入れる、一つなら片方ずつ入れる)

3あおむけで1分間寝ている(動かない)

現代は色々なストレス・働き方の多様化によって、

生活リズムが崩れてしまう方がいると思います。

実は身体はそのような事でも、影響が出ますので、規則正しい生活を行い

家で行える運動をし、質の良い生活をしましょう。

この記事を書いた人

木村勇介(きむらゆうすけ)

 

<経歴>

業界歴25年。整骨院2カ所、整形外科の勤務経験後雇われとして2010年にきむら鍼灸整骨院を開業。

2017年2月に独立。

2020年5月に株式会社ユースフルを設立。

2023年2月にさいたま市見沼区にユース鍼灸整骨院を開業。

 

<資格>

・柔道整復師

・鍼灸師

・日本自律神経整体協会師範

・コンケン大学人体解剖研修 修了

・マヒドン大学シリラート病院人体解剖研修 修了

きむら鍼灸接骨院

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